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Channel: スポーツナビ+ タグ:宮國
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【巨人】澤村、2安打完封で阪神戦勝ち越し!~混迷を極める「澤村取扱説明書」~の巻き

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投げてはマッスルストレート、打ってはマッスルスイングの活躍で久しぶりの劇団澤村一人制圧試合。対左打者の被打率が3割という藤浪に対してズラリと左を並べるものと思われたが、橋本、阿部、隠善といういつもと変わらない泣けるスタメン。そりゃそうだ。思いつくだけでも亀井、高橋、アンダーソン、松本、セペダという左だけでクリンナップ組めそうな主力組が軒並みケガで不在。そしてこっちの先発が澤村とあっては正直、分が悪いと思ってたけど、そんな空気さえ平気でぶち壊すのがKY澤村だ。「筋肉が動きを獲得し始めている」とか言ってた時はホントおじさんどうしようかと思ったけど、今日のように昨日の敗戦で少なからず動揺があるだろうチームの空気を壊してくれる澤村は貴重な存在だ。公式プロフィールの体重が99kgでギリギリ大台に乗ってない感じも、何だかグラビアアイドルの虚栄心っぽさ(ex,磯山さやか感)が出ていて愛らしい。橋本の1番バッターとしての試運転も上出来で良かった。もともと2番よりは7,8番あたりで自由に打たせた方がよいと思っていた。しかし、長野と橋本のコンビが上手く繋がって得点に結びついている、なんてデータが出ていたもんだから静観していたが橋本の打率が確実に下がっていた。長野の離脱で取りあえずコンビ解散となったが、来年から橋本が1番を打つ可能性も高いことから今日試すことができたのは良かった。さて、澤村だが今日の完封は確かに最高のシナリオだったけど、困ったことにもなった。右のパワータイプの中継ぎ不足が解決しないのである。今日ノックアウトされるようなことがあれば、大義名分もできることだし問答無用で澤村は中継ぎに配置転換されていたと思う。マシソン、山口の負担軽減はもちろんだが、他に右は劇団西村しかいない状態。同じパワータイプとしては笠原がいるものの現在は2軍暮らし。1軍にいたとしても勝ちゲームで、しかもペナント終盤の大事な試合を任せられるほどの信頼はない。その次となると香月となるが、あの球威では相当厳しい。一時期は信頼を得ていたが、やはりシーズントータルでの成績となると今のような成績(防御率3,56)くらいに落ち着く感じだろう。その点、澤村は過去3年間で528イニングを投げておりチーム屈指のイニングイーターでありながら、救援防御率0,63と中継ぎとしての適性も去年見せている。(*プロ野球ヌルデータ置き場参照) 非常に悩ましい。菅野が離脱、内海もピリッとしない、バイバイ今村は消息不明、宮國が変な方向に行っている先発陣は風前の灯。山口、マシソン、西村、久保が不調。香月も何だか頼りないし、期待の田原・笠原は2軍暮らしで中継ぎも火の車。澤村はどちらにも欲しいピースなのだ。ハマれば圧倒的だけど、基本的にあまりハマらない!という先発だけに安定感のある中継ぎで貢献して欲しいところだけど、さてどうなりますかね。今日の完封劇で取りあえず澤村の先発起用は継続されることになるだろうけど、中継ぎの疲労度がピークに達する時期だけに、今後の澤村の起用法には首脳陣も悩むことになりそう。

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